私のイタリアの同僚、マッシミリアーノさんがSNSで"ボイトレをする理由を簡潔にまとめていました。とてもわかりやすいので、こちらにシェアしたいと思います。
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「どうして発声技術を勉強しなくてはいけないの?」
1. 自覚。声がどのように機能するかを知ることで、コントロールすることができる。
2. ジャズ、ポップス、ロック、R&B、オペラなど自分が歌いたいジャンルに適した表現ができる様になる。新しい声の色、新たな可能性を見出すことが出来る。 3. 演奏のための緊張がなくなる。なぜなら、自分が今していることをコントロールできるから。 4. 演奏に自信を持つことができる。 5. 声の健康を保護するため。
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EVTでは、「知ることはパワーである」と考えられています。
18歳以上の方のレッスンでは、各エクサササイズを勉強する過程で音声生理学に関する説明をすることも多いのですが、自分の楽器の特性、機能を知ってからその動かし方を学ぶことは大切です。
もちろん、筋肉名1つ1つを暗記することは目的ではなく、頭でっかちになる必要はないと思いますが、パフォーマーの声の健康を守り、エクササイズや必要な知識を共有し、"楽で自由な”感覚を一緒に探すのはトレーナーの重要な仕事だと思います。(EVTは、科学的なエビデンスをもとに確立されている教育法です。)
ジョー・エスティルさんは、「すべての人は美しい声を持っている、ただその使い方を学ぶ必要があるだけよ」と述べていました。もしかすると、世の中の大半の人は、まだその美しい声を認識さえしていないのかもしれません...
声の健康を守り、新たな可能性を見出し、内に秘められている美しい声を引き出すための一助となるレッスンができたら、と思っています。
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